燕物産のスプーンができるまで

燕物産のスプーンは、ステンレス商品で最低10工程の作業を経て商品が完成します。

特殊なスプーンになるとそれ以上の工程を経て商品が完成します。

 

スプーンの製造工程をご覧ください。

 

 

1. 材料切断

スプーンの大きさに合わせて金属の板を切り出します。製品の大きさやデザインに合わせて無駄なく最適な寸法にします。

 

 

2. 地抜(じぬき)

金属の地抜型を使って板に交互になるように無駄なくスプーンの形状に合わせて打ち抜くことを地抜きといいます。ここでスプーンの基本的なカタチができあがります。

 

 

3. ロール

幅を広げて頭部を薄くする工程。目的としては、口に入る部分を軽くすることで口ち離れを良くするために行います。

写真下がロール後のスプーン。

 

 

 

4. 半切(はんきり)

スプーン頭部の形状の輪郭を打ち抜く工程。丸いスプーンの形状はココで決まります。

この時に使用する金型を半切型といいます。

※撮影のため安全器具を使用しておりません。

 

 

5. 柄押(えおし)

スプーンのハンドルの部分(手に持つ部分)に模様や厚みの変化を転写させ、スプーンのデザインを作る上で重要な工程。その時に使用する金型を柄押型(えおしがた)と呼んでいます。押し型とツボ押しと呼ばれ、スプーンの頭の丸い膨らみの金型です。

 

 

6. ツボ押

半切りされたスプーンに、丸い膨らみを持たせる工程。金属の押し型を使ってプレス機にかけることで、見た目はスプーンの完成です。

 

 

7. 研磨(コバ磨り)

金属を打ち抜いた時にできるはみ出した余分な金属を通称「バリ」といいます。バリを取り去る工程を「バリ抜き」と呼びます。1本1本丁寧に職人がキレイにしていきます。

 

 

8. 自動研磨

バリ抜きが終わったスプーンは、バフと言われる細かいやすり布で自動研磨していきます。研磨と言えば手磨きが主流でしたが、機械化が進み、手磨きの細かなノウハウが活きる半自動機を使用しています。しかし、機械化されたとは言え、まだまだ職人技を必要とする工程です。

 

 

9. 洗浄

研磨時に付いた汚れをキレイにするために、1本ずつフックにかけて洗浄機にかけていきます。洗浄されて出てきたスプーンはキズが付かないように真っ白な紙の上に並べて、検査工程に運ばれます。

 

 

10. 検品

洗浄されたスプーンは、ベテラン作業員が1本1本目視で検査をします。磨き漏れやキズを見つけると赤ペンでチェックを入れて、再度研磨工程に戻されます。

 

 

11. 梱包・出荷

検品されたたスプーンは、1本1本ビニール袋に入れ、箱に梱包され出荷されます。