燕物産工場物語──渡邉 洸佑


 

食に関わる仕事なら絶対になくなる事はないと前職の洋菓子関係からカトラリー業界を選んで再就職。

選んだ会社は前職のお客さまでした。

 

 

製造部 レース場担当

 

渡邉 洸佑

(ワタナベ コウスケ)

27歳、新潟市出身。

2021年3月入社

 

 

 

Q : この会社はどのようにして知りましたか?

 

前職の洋菓子関係は年中忙しく、土日の休みは全くありませんでした。

ただ、再就職も食に関わる仕事がしたいとハローワークで燕物産を見つけ営業職に応募しました。

 

前職のお店に燕物産の事務所の方がいつも誕生日ケーキを注文に来られていました。

燕物産は、社員の誕生日にケーキをプレゼントしています。

 

Q : 入社を決めた要因3つお聞かせください

 

・ ハローワークで仕事を探したときに製造業を見ていて、スプーン・フォークと書かれていたことに何か引かれました。

 

・前職も食に関わる仕事をしていました。転職しても絶対に無くならない食文化に関わる仕事がしたいと考えていました。そこで燕の地場産業でもある金属洋食器を選びました。

 

・休日も希望通り取れそうなので選びました。

 



 

Q : 入社前と入社後で感じたギャップをお聞かせください

 

営業部に配属され、基本的にルートセールスがメインで全国のお客さまのところへ定期的に伺いますがコロナ禍と言うこともあり集荷のような仕事が多くイメージと違いやりがいを感じていませんでした。

 

そこで、社長と面談して自分に向いている職場を社内で探してみてはとアドバイスをいただき、現在のレース場に配属になりました。現在の仕事はとても面白く、やりがいを感じています。

 



Q : 所属している部署、チームの紹介とご自身の担当の説明をお願いします

 

私の部署は“レース場”と呼ばれる、主に「丸磨き」「傷取り・仕上げ」「コバすり」を全て手磨きで行う部署です。部署の課長補佐は10年のベテランです。磨き方で分からないときに相談しに行くと、何が原因でどこを修正すればよいか親切に教えてくれます。また、私と同じ時期にレース場に配属された新人が2人います。競い合って磨きのスピードがより速くなり成長を感じれるのは嬉しいです。

 

Q : 仕事のやりがいをお聞かせください

 

自分が磨きに関わった洋食器が、誰かの食事の役に立つこと、プレゼントされて喜ばれていること知り、やりがいを感じています。

 



  

Q : これまで一番苦労した仕事のエピソードをお聞かせください。

 

カトラリーについた深い傷が、なかなか取れないときがあり課長補佐から使用する道具(バフ、研磨剤)、力加減について教えてもらって傷が取れたときです。磨きの条件探しは今も課題の一つです。

 

最初の頃は、どうやったらあんなにキレイに磨けるんだろうと思いました。最初は同じものばかり続けて磨くのですが3〜4ヶ月かかってようやく力加減も分かってきました。

 

Q : 先輩・同期・後輩との関わり方を教えてください

 

部署内では時折、課長補佐による講習会が行われます。ちょっとした磨きのノウハウなど実践を交えて教えてもらいます。役に立つ指導を受けられるのはとても助かります。

 

同期とは、磨きの手順の中で疑問に思っていることを話し合って解決する事もあります。

 



Q : 今後挑戦したい仕事はありますか?

  そのために、努力されていることがあれば教えてください

 

磨きを専門にやる外注さんの話ですが、

コバスリを1人で1日に3〜4000本の磨きをやると言う話を聞きました。

私は、モノにも寄りますが約1000本位なので、もっと早く上手になりたいと思います。

磨くときの洋食器の持ち方、角度といったことに注意して素早く磨けるように努力しています。

  



 

 Q : 仕事とプライベートは両立できていますか?

   仕事後や休日はどのように過ごされていますか?

 

会社は、休日(産業カレンダー)が決まっているのでしっかり休むことができます。

手に疲労がたまりやすいので、休日はゆっくりするようにしています。これといった趣味はありませんが、テレビや映画、サスペンスやミステリー小説を読んだりとローテーションして楽しんでいます。時折、日帰り温泉などにも出かけてリフレッシュしています。