web Museumカトラリーの歴史5

    百年企業シリーズ 燕物産株式会社展

     

    2013年12月6日（金）〜23日（祝月）まで、「百年企業シリーズ　燕物産株式会社展」が、燕産業史料館にて開催されました。

    燕の金属洋食器産業の原点と発展を知ることのできる展覧会として、燕物産の歴史的資料や各時代を彩った金属洋食器の他、洋食器産業発展に尽力した八代目 捧吉右衛門の軌跡、捧家が所蔵する玉栄堂の銘品などをご紹介しました。

     


    • 宝暦元年（1751年）初代捧吉右ェ門は金物屋を開業。以来代々金物商を営み｢金物屋の吉右ェ門｣から屋号を（かなきち）としました。初代から数えると今年は、創業265年を迎えました。
    • 昭和初期に製作された、フィッシュカービングナイフ・フォーク。ナイフ部の模様は彫金師の手彫りによるもので、当時の高級品です。　
    • 七代目 捧吉右衛門の肖像画。十一屋商店を主とした国内販売を担当しました。
    • 八代目 捧吉右衛門の肖像写真。金属洋食器の街、燕の最初の工業化の礎を築き、捧吉右衛門商店の輸出担当として、東南アジアなどへ新市場開拓に奔走しました。
    • 手前ショーケースの湯沸かしは、玉栄堂 今井栄蔵氏による鎚起銅器。
    • ショーケースの鎚起銅器は、玉栄堂 今井栄蔵氏による湯沸かし。玉栄堂の商品は、捧吉右衛門商店の高級プライベートブランド「宝暦堂」の名で銀座 十一屋商店に納品されました。
    • 左から4つ目まで、玉栄堂 今井栄蔵氏による鎚起銅器。 捧家と今井家とのつながりは深く、七代目 捧吉右衛門の妻は、栄蔵氏の妹、八代目 捧吉右衛門の妻は栄蔵氏の長女であり、弟の栄松氏は捧家へ養子として入り捧三兄弟として捧吉右衛門商店の製造を支えました。
    • 真鍮の材料を鎚起の技術を活かし、金鎚で敲き広げて成形しました。表面の鎚目を炭で研ぎ、全て手作りで仕上げました。スプーンの皿やフォークの刃先は、現在の機械加工より美しい仕上がりでした。
    • 戦後の燕物産株式会社の商品カタログ。
    • 大正時代の捧吉右衞門商店の大福帳。
    • 平成3年に、九代目 捧吉右衛門が金属洋食器の製造技術の開発功績に対して第十一回科学技術振興功績者として表彰されました。当時 科学技術庁長官の山東昭子氏から科学技術庁長官賞をいただいた時の写真です。左から九代目 捧吉右衛門、山東昭子長官、九代目 捧吉右衛門の妻。
    • 十一屋商店の出荷案内計算書に手描きで書かれた、捧吉右衛門商店に発注されたスプーン・フォーク・バターナイフのデザイン画と思われます。住所が銀座尾張町とありますので、現在の銀座五丁目にお店を構えていた頃のものと思われます。
    • 1915年（大正4年）頃に撮影した工場内の様子は、大変貴重な資料です。当時は、撮影に時間がかかったため機械も人も止まったまま撮影されました。服装もきちんとしていることから、記念撮影として撮影されたと思われます。
    • 燕物産株式会社の国内用商品カタログ。
    • 大正時代に製造された「Laurel 月桂樹」。現在も発売を続けるベストセラー商品です。
    • 1974年（昭和49年）に内閣府（当時総理府）の用命により赤坂迎賓館へ納入された金属洋食器及び銀器。　
    • 1974年（昭和49年）に内閣府（当時総理府）の用命により赤坂迎賓館へ納入された金属洋食器及び銀器。　
    • 呉海軍より依頼された金属洋食器。高級品には象牙のハンドルが使用されました。
    • 呉海軍より依頼された金属洋食器。高級品には象牙のハンドルが使用されました。
    • 観光名所が入ったスーベニアスプーン。欧米人には古くからの各観光地には必ずそこの地名の入ったスーベニアスプーンが売っておりその日本版のスプーンです。
    • 観光用に作られた、名所スプーン。
    • 原秀清先生が彫られた翁面の金型。原先生を頂点として代々、燕の金型の系譜として現在につながっています。
    • 「翁面」は、昭和初期に彫金師原秀清が、能楽のおもてを金型に彫金した傑作。翁の和やかな眼差しや長寿髭を繊細に表現し、洋食のスプーンにめでたい翁面を彫り込んだ珍しい逸品。
    • 捧吉右衛門商店の商品カタログ。中央の灯台マークは輸出向けを意味しました。国内向けは、現在も使用されている「桜」マーク。
    • 営業用に持ち歩いた商品見本。
    • 片切彫りで彫られた展覧会用の社名プレート。
    • 八代目 捧吉右衛門がり残した燕の金属洋食器八十年の記録をまとめた「不死身の産地」叢文社刊。 この他に、KS談話会 編「洋食器物語」叢文社刊、「日本洋食器史年表」叢文社刊があります。
    • 燕物産株式会社展の前日に、捧社長、齋藤学芸主任の説明を聞く燕物産社員。
    • 展覧会場に添えられた、捧社長の奥様の作られたプリザーブドフラワー。

    【関連情報】

    1.　新潟県燕市、金属洋食器の街は、こうして生まれた!

     →詳細

    2.　日本の産業に金属洋食器を誕生させた銀座十一屋商店!

    →詳細

    3.　100年変わらない日本最古のカトラリー「月桂樹」

     →詳細

    4.　燕で最初に作った金属洋食器は、玉栄堂 今井栄蔵氏による手作りでした →詳細

     


    5.　百年企業シリーズ 燕物産株式会社展

     →詳細

    6.　金属洋食器の街を支えた彫金師達

    →詳細

     

    7.　『横須賀海軍』『呉海軍』に納品された銀食器と『戦艦大和』

     →詳細

    8.　関のステンレスナイフの技術が、洋食器ナイフとポケットナイフに活かされました →詳細

     


    燕物産博物館TOP

    〉ホーム　　

    〉お知らせ　　

    〉商品紹介　

    　〉製品について

    　〉製品の取扱について

    　〉ユニバーサルデザインカトラリー

    　〉社員食堂で人気、ワンランク上のカトラリー

    　〉ホテル・レストランで人気のカトラリー

    　〉ごはんの食べやすいスプーン

    　〉日本で生まれたカトラリー

    　〉スプーンができるまで

    　〉燕物産WEB博物館　

    〉OEM製造　　

    〉onlineshop　　

    〉会社情報　　

    〉採用情報　　

    〉燕物産工場物語　

    〉メディア　　

    〉お問い合わせ

     

    本社・工場

    新潟県燕市小池3501番地

    TEL 0256-63-6511（代）

     

    東京支店

    東京都千代田区外神田２-４-６

    ビルディング・ササゲ９階

    TEL 03-3255-8531（代）

     


    プライバシーポリシー
    2013　Copyright(C)　tsubame bussan　All rights reserved
    ログアウト | 編集